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夏バテに効果的なツボ&食養生法


こんにちは、経絡リンパマッサージ協会の永井です。

今年の夏は日最高気温(41.0℃)が観測され、局所的な大雨に見舞われるなど気候の変動が多く、体調を崩される方が多かったのではないでしょうか。

今回は、『夏バテ』を解消するツボと食養生法をご紹介させて頂きます。

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【夏バテに効果的なツボ】

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夏の暑さが続いた今年の夏。そのため冷房のかけ過ぎにより、体は冷え、自律神経の働きが乱れて体調が悪くなりがちに。これがいわゆる「夏バテ」です。夏バテで代表的な症状が、食欲不振です。他には、重だるさ • 下痢 • 便秘 • 頭痛などの症状が起こります。代表的な夏バテ症状を改善するツボが、下記の2つです。
◆陰陵泉(いんりょうせん*1)
【位置】すねの内側をさすりあげ、指がとまるところにあるツボ
◆衝陽(しょうよう*2)
【位置】足の甲にあり、人指し指と中指の間をさすり、指が止まるところにあるツボ

【二つのツボの押し方】両手の親指を重ね気持ちいいと感じる強さで5秒押す。
二つのツボは、消化器系を刺激するツボであり食欲不振を改善する事ができます。

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【夏バテに効果的な夏野菜とは?】

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夏野菜を代表するものの中にトマトがあります。

昨今テレビで注目されましたが、昔から「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われていました。これは、赤く熟したトマトを食べると体が健康になり、医者いらずになるため、医者が青くなるという意味のようです。

夏野菜には体にたまった熱を冷やす作用があります。さらに、トマトに含まれるリコピンという成分には、抗酸化作用(=体が錆びてしまうのを防ぐ作用)があり、血液内に悪玉コレステロールが溜まるのを防ぎ、血流を改善する働きがあります。 酸化が進むと、老化や肌のトラブルなどが起こりやすくなります。

もう少し暑い日が続きそうです。ツボ&食物で体の疲れを解消し、夏バテ予防してみてはいかがでしょうか。

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いかがだったでしょうか?

次回をお楽しみに。

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*1)陰陵泉(いんりょうせん):陰は陰(膝の内側)を表し、陵は突起のごとくもりあがっていることを指し、泉は水の出る泉を意味する。

*2)衝陽(しょうよう):衝は動くところ、動気のふれるところにあり、陽は陽明胃経または足背部を意味する。