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肩こり・首こりのセルフケア


こんにちは、経絡リンパマッサージ協会の星野です。

今回は、春に起こりやすい症状の一つである「肩こり・首こり」に効果的なセルフケア法をご紹介させて頂きます。

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〜老廃物がたまり、肩や首がガチガチに!〜

季節を問わず多くの人の悩みとなっている症状が「肩こり首こり」です。

こりの原因は、体のすみずみにエネルギーや栄養分を運ぶ働きをしている「肝」の「血」が頭まで昇らずに、肩や首で滞り、そこに老廃物がたまることにあります。東洋医学でいうこりの主な原因は、「血」のめぐりが滞った瘀血(おけつ)といわれる状態を指します。

その瘀血は、無理な姿勢や動作、ストレスによる筋肉の緊張、運動不足、長時間のデスクワークなどが引き金となります。

一方、イライラする人や怒りっぽい人には、頑固な首のこりが多い傾向があります。上手にリラックスを図りながら、いつも気持ちを穏やかに保つことが大切です。

対処法としては、肩や首が疲れたと感じた段階から、適度に上半身のストレッチや肩回しなどを行い、体の「血」「気」の流れを良くすることがあります。首や肩は全身のリンパ液が最後に集まる場所です。リンパの流れを意識しながら優しくマッサージして、こりの原因となる老廃物を流すようにしましょう。

☆肩や首のこりをラクにする経絡リンパマッサージ☆

1、鎖骨の上をさする(左右5回3セット程度)

鎖骨の上を、肩先から胸の中心に向かって、親指以外の四本の指でさする。

*さするときは指先の力を抜き、優しくさするように心がけましょう。

2、首の側面をさする(左右5回3セット程度)

①耳の下から鎖骨に向かって②耳の下から肩先に向かって、それぞれ両手のひらでさすり下ろす。

首を傾けながら行うとさすり易くなります。優しく行いましょう。

3、肩のツボを押す(5秒間3回程度)

肩にある「肩井(けんせい*1)」のツボを、親指以外の四本の指でゆっくり押す。

ツボ位置:首のつけ根と肩先の真ん中で、乳首の真上あたりにあるツボ。

効果:寝違え、全身疲労、頭痛、めまいなど

*ツボを押した状態で、逆側に首を傾けるとさらに効果的です。

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いかがだったでしょうか?

次回は、「役立つ東洋医学 part1」をお伝えします。

それでは、次回をお楽しみに。

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*1、肩井:肩の上のくぼみを表し、また、肩の井穴であり、肩をめぐる経水の湧き出る井戸の意味する。