コラム

マッサージの適応症と禁忌症

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一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事

経絡リンパマッサージは、だれでも手軽に始められる、すばらしいセルフケアの方法です。 経絡リンパマッサージを、毎日の健康維持に役立ててください。

KEIさんとRAKU先生のプロフィール

KEIさん
セルフケアをあまり意識してやったことがなかったKEIさん。30代になり、本格的にセルフケアを始めた。
「経絡リンパマッサージでセルフケアをやりたいです!皆さんと一緒にできたら嬉しいです!」”
RAKU先生
経絡リンパマッサージ インストラクターのRAKU先生
「経絡リンパマッサージはとても手軽で、毎日苦労なくできるセルフケアなので、とってもおすすめよ!」

適応症

1.神経系疾患神経痛、脳卒中後遺症、不眠症
2.運動器疾患肩関節周囲炎(五十肩)、腰痛症、筋肉痛、腱炎、慢性関リウマチ
3.消化器疾患慢性胃腸炎、常習性便秘
4.呼吸器疾患気管支喘息、慢性気管支炎
5.循環器疾患心臓神経症、充血、貧血
6.泌尿生殖器疾患膀胱麻痺、膀胱痙攣、膀胱炎、乳腺障害
7.新陳代謝障害痛風、脚気(かっけ※1)
8.その他疲労回復、病後の体力回復
※1・・・脚気とはビタミンB1の欠乏によって心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。下肢のしびれやむくみが症状として表れます。

教科書執筆小委員会「あん摩マッサージ指圧理論」株式会社医道の日本社(2002年3月15日改定新版第14刷)よりの引用です。

禁忌症

1.急性症急性熱性病、急性伝染病
2.悪性腫瘍癌、肉腫
3.急性炎症腹膜炎、虫垂炎
4.急性中毒蛇毒、昆虫毒
5.出血性疾患吐血、喀血、脳出血直後
6.外傷創傷部、骨折、脱臼直後
7.重症の内臓疾患心臓弁膜症、腎炎
8.血管病動脈瘤、高度動脈硬化症
9.潰瘍性疾患胃潰瘍、十二指腸潰瘍
10.結核肺結核、脊椎カリエス
11.その他梅毒、淋病、化膿性疾患
※1〜7はマッサージにより、危害を招く恐れがある症状です。
※8〜11はマッサージにより、悪化するまたは効果が出ない、危害を招く可能性がある症状です。

教科書執筆小委員会「あん摩マッサージ指圧理論」株式会社医道の日本社(2002年3月15日改定新版第14刷)よりの引用です。

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この記事を書いた人

一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。

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