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【参考】マッサージの適応症と禁忌症


適応症

以下は、教科書執筆小委員会「あん摩マッサージ指圧理論」株式会社医道の日本社(2002年3月15日改定新版第14刷)よりの引用です。

1.神経系疾患 神経痛、脳卒中後遺症、不眠症
2.運動器疾患 肩関節周囲炎(五十肩)、腰痛症、筋肉痛、腱炎、慢性関リウマチ
3.消化器疾患 慢性胃腸炎、常習性便秘
4.呼吸器疾患 気管支喘息、慢性気管支炎
5.循環器疾患 心臓神経症、充血、貧血
6.泌尿生殖器疾患 膀胱麻痺、膀胱痙攣、膀胱炎、乳腺障害
7.新陳代謝障害 痛風、脚気(かっけ※1)
8.その他 疲労回復、病後の体力回復
  • ※1・・・脚気とはビタミンB1の欠乏によって心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。下肢のしびれやむくみが症状として表れます。

禁忌症

以下は、教科書執筆小委員会「あん摩マッサージ指圧理論」株式会社医道の日本社(2002年3月15日改定新版第14刷)よりの引用です。

1.急性症 急性熱性病、急性伝染病
2.悪性腫瘍 癌、肉腫
3.急性炎症 腹膜炎、虫垂炎
4.急性中毒 蛇毒、昆虫毒
5.出血性疾患 吐血、喀血、脳出血直後
6.外傷 創傷部、骨折、脱臼直後
7.重症の内臓疾患 心臓弁膜症、腎炎
8.血管病 動脈瘤、高度動脈硬化症
9.潰瘍性疾患 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
10.結核 肺結核、脊椎カリエス
11.その他 梅毒、淋病、化膿性疾患
  • ※1〜7はマッサージにより、危害を招く恐れがある症状です。
  • ※8〜11はマッサージにより、悪化するまたは効果が出ない、危害を招く可能性がある症状です。