血(けつ)体質の方はこりやすい体質です。
前回は「気体質」についてご紹介しましたが、今回は「体質チェックpart2(血体質)」をご紹介します。
前回のおさらいです。東洋医学では、「気血水」(=エネルギー)の3つが過不足なくからだの中でめぐっている状態を健康であると定義しています。
人にはそれぞれ、気、血、水に影響されやすい人がいて、それはその人がもつ体質を表しています。自分の体質をよく知ったうえでマッサージを行うと、不調改善やダイエットも成功しやすくなります。
東洋医学で「血(けつ)」は、からだに栄養を与える働きがあると考えます。現代医学で指す血液に近いものと考えられています。
とくに筋肉の栄養に深く関係するため、血の滞りは「こり」の原因になります。
肩こりや首こりを軽視する人もいるようですが、それにとどまらず、こりのあるカラダは頭がおもうように働かなかったり、精神的に落ち込みやすくなったりと、さまざまな悩みを引き起こす原因になります。
からだの状態をチェックしてみましょう!
【血の滞り】
- □ 首や肩のこりがひどい
- □ 唇や舌が紫色
- □ 目の下にクマができやすい
- □ 肌のシミ、くすみ、そばかすが気になる
- □ 背中が厚く、猫背気味
【血の不足】
- □ 舌の色が白っぽい
- □ 貧血気味で、めまいがある
- □ 顔色が悪い
- □ 爪の変形がある
- □ 生理が遅れがちで、経血量が少なめ
さて、いくつチェックがつきましたでしょうか?
1つでもチェックがついた方は、「血体質」の可能性があります。
血体質の人は、肩こり、首こりなど、こりの症状が起こりやすいタイプです。
血の流れが悪くなりがちで全身の循環がしにくく、その量も不足気味。血の流れが悪いと、食べ物で摂取した栄養物を必要な場所に運べないため、さまざまな不調があらわれやすくなります。
また、心臓から遠い手足に十分な血が行き届かないために冷えやすい傾向があります。美容面においては、血色の悪いどんよりとした顔やシミの多い顔になりがちに。
これでは魅力的な女性像からはほど遠く、美しい印象を与えにくくなってしまう可能性もあります。
【特徴】
見た目:細めで血色が悪い、顔が青白い、肌がくすんでいる
性格:怒りっぽい、落ち込みやすい
体質:首肩がこりやすい、月経困難、押されて痛い場所が多い
まとめ
血体質の改善のためには、運動不足を解消することや、ストレッチして、深部の筋肉の緊張を緩めましょう。
さらに、首まわりやお腹、足を冷やさない格好を心がけ、体を温めてくれる栄養のある食事をとるように心がけましょう。
また、日頃の疲れを解消するためにマッサージを行うことも大切です。セルフケアで体の疲れをリセットし、さらにメンタル面、美容面において輝きを取り戻していきましょう。
経絡リンパマッサージで、気血水を整え、不調知らずの美ボディを目指してください!