コラム

実践編「冬の経絡リンパマッサージ・セルフケア」

この記事を書いた人

一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事

経絡リンパマッサージは、だれでも手軽に始められる、すばらしいセルフケアの方法です。 経絡リンパマッサージを、毎日の健康維持に役立ててください。

KEIさんとRAKU先生のプロフィール

KEIさん
セルフケアをあまり意識してやったことがなかったKEIさん。30代になり、本格的にセルフケアを始めた。
「経絡リンパマッサージでセルフケアをやりたいです!皆さんと一緒にできたら嬉しいです!」”
RAKU先生
経絡リンパマッサージ インストラクターのRAKU先生
「経絡リンパマッサージはとても手軽で、毎日苦労なくできるセルフケアなので、とってもおすすめよ!」
目次

冷えからくるトラブルをマッサージで予防して快適に過ごす!

寒くなると、手足が冷えて辛い、夜眠れないなどの症状が現れる人が多くなります。

皆様、冬の寒さで体を動かす気力が低下していませんか?

動植物と同様に、冬には人間の体も成長や代謝が鈍くなってしまいます。

けれども、体の中の新陳代謝や免疫力まで低下すると、様々なトラブルに繋がりますので、体全体を温める工夫を取り入れましょう。

東洋医学の考え方である五行説で、冬に対応する五臓は「腎(*1)」です。

腎が健康であれば、他の臓器の働きも円滑になります。

そのため気力に満ちた状態で冬を送る事ができます。

逆に弱ったときは、次のような症状を引き起こします。

全身の活力が失われ、気力が低下するだけでなく、白髪が増える、視力が衰える、忘れっぽくなる、耳が聞こえ難くなる等の、老化現象に結びついてしまいます。

この五臓五腑の司令塔のような役割をもつ腎のバランスを整え、体のトラブルを避けるようにして下さい。

手足の冷えを緩和するマッサージ

①脚と足の甲をさする

・脚の内側に両手の親指をあて、脚の付け根に向かってさすり上げる。

・次に足の甲の指の間から足首に向けて、両手の親指でさする。(左右5回3セット)

②手の甲と腕をさする

・手の甲を反対側の手のひらでさすり、腕の内側外側をわきの下に向かってさすり上げる。(左右5回3セット)

③お腹のツボを押す

・関元(かんげん)(*2)のツボを、両手のひらを重ねて温めるようにやさしく押す。(5秒3回程度)

・ツボの位置;カラダの正中線にあり、臍から指四本分下の位置にあります。(親指以外の指でツボの位置を探します。)

脚のマッサージは、くつろいでいる時や眠る前等に行う習慣にすると、徐々に血行が改善されます。

また、入浴後のカラダが温まっている時に行うと、よりマッサージの効果が高まります。

*1)腎とは、腎臓をはじめ、膀胱、生殖器、骨、骨髄、耳などを指します。生命の根源である生殖機能をつかさどるほか、精力や根気を維持する「精」をつくり、貯蔵し、全身に行き渡らせ排泄に至までを維持する、五臓五腑の司令塔のような役割をもっています。

*2)関元‥ 「関」はせき、閉ざすを表し、「元」はもと、頭、元気などの意味します。関元は陽気の元である元気に関わる穴。

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この記事を書いた人

一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。

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