更年期障害が気になったら、このツボでケア
閉経前後の女性は、頭痛やめまい、のぼせ、不眠、不安感、憂鬱感、イライラなど、心身にさまざまな異常が起こります。
これを一般的に更年期障害と呼びますが、この時期の女性は、不定愁訴(ふていしゅうそ)と言われるさまざまな症状を訴えます。
その原因は、自律神経やホルモンのバランスの乱れや血の巡りの悪さなどが考えられます。そうした原因を解決するマッサージやツボ刺激で少しでも症状を軽減しましょう。
☆女性の悩みに効果的なツボ☆(5秒間3回程度)
①『陰陵泉』(いんりょうせん*1)
【ツボ位置】膝を曲げ、足首側から膝に向かい、すねの内側を親指でさすりあげたときに指がとまるところ
【こんな症状にも効果的】婦人科系・消化器系の疾患、冷え、食欲不振
②『帯脈』(たいみゃく*2)
【ツボ位置】体の側面にあり、おへその高さにあるところ
【こんな症状にも効果的】婦人科系疾患、腰痛、下痢、便秘、お腹やせ
「陰陵泉」と「帯脈」はセットで押すとさらに効果アップ
ツボの押すときは、まず親指をツボにあて、息をゆっくり吐きながら体重をかけ、気持ちいい程度の強さで押しましょう。
*あまりにも症状がひどい場合には、きちんと医師に診断を受けることが大切です。
*1)陰陵泉(いんりょうせん):陰の陰(内側)にあり、陵(突起)のごとくもりあがりを表し、その下の陷凹を水の出る泉を意味する。
*2)帯脈(たいみゃく):腰帯の位置にあることを意味する。胆経と奇経の帯脈の交わるところ。