春に多い、眼精疲労
今回は、春に起こりやすい症状の一つである「目の疲れ・かすみ」に効果的なセルフケア法をご紹介させて頂きます。
〜リラックスしながら気分転換〜
春の肝の異常を表す一つが「目」の症状だと東洋医学の五行説では言われています。
そのため、眼精疲労をはじめ、目の充血やかゆみ、かすみ、ドライアイなどの不調が生じやすくなります。
目の疲れは、放っておくと前頭部の圧迫感、頭痛や肩こり、首こりをおこし、ひどいときは吐き気を誘発することもあります。
携帯、パソコンなどで目を酷使する機会が多い方は、とくにこの時期、目を労るように心がけましょう。
休憩時間には、【眼球を回す】【まぶたにホットタオルをあてる】などをし、目と頭を休ませるといいでしょう。血行をよくすることで目の疲れが緩和されます。
目の疲れを予防する経絡リンパマッサージ
1、脚をさする(左右5回3セット程度)
足首から太ももへ手のひらを密着してさすり上げる。
【チャレンジ】〜押してみましょう!〜
☆太衝(たいしょう*1)☆
ツボ位置:足の甲にあり、親指と人指し指の骨と骨の間を足首に向かいさすりあげていき、指が止まる陷凹部あたりにある。
効果:頭痛、目の充血•痛み、めまい、月経不順、イライラして怒りっぽい、ヒステリー、不眠など
2、両耳の上をさする(左右10秒間3回程度)
ツボが集中している両耳の上に両手のこぶしの第二関節をあて、前後に動かすようにさする。
気持ちの良い強さで行いましょう。髪を洗う時に意識をして洗うように心がけてみましょう。
3、こめかみのツボを押す(5秒間3回程度)
目の横にある「太陽(たいよう)」のツボを、両手の人差し指と中指でゆっくり押す。
ツボ位置:目尻の横のこめかみにあるくぼみ。
*1、太衝:太いは重要を表し、衝は動くところ、動気のふれるところにあり、要衝を意味する。太衝は血氣盛んで、肝経に属する経気の注ぐところ。