心の鏡は身体、身体の鏡も心
最近、なんだかイライラする、悩みやすい、ちょっとしたことでもすぐに驚いてしまう、やる気がでない・・など、自分でもそうしたくないのに、なんとなく気持ちがそうなってしまうことはありませんか?
今回は、「心と体の不思議なつながり」についてご紹介します。
そんなとき、自分の体の状態を観察してみてください。
- 肩こりがひどい
- 足先やお腹、腰周りが冷えやすい
- 足や顔がむくみやすい
- 便秘がつらい
などの体の不調も感じていませんか?
東洋医学では、体と心は別々のものではなく、密接に関係していると考えられています。「怒、喜、思、悲、恐」の5種類の感情の変動を「五情」または「五志」ともいい、五臓の働きと関係が深いのです。
それぞれの五臓のバランスが乱れると、肝は「怒る」、心は「喜ぶ」、脾は「思い悩む」、肺は「悲しい」、腎は「恐れる」の感情として現れます。たとえば、イライラして怒りやすくなっているようであれば、肝のバランスを整えてあげると自然とイライラしなくなります。
また、感情の変化は、体内の気(=エネルギー)の流れにも大きく影響します。怒れば気が上がり、喜べば気が緩み、悲しめば気が消え、恐れれば気が行き渡らず、驚けば気が乱れやすくなります。気の流れの変調は、体のさまざまな不調を引き起こします。
必要以上に感情の起伏を感じたら、それは体からのSOSのサイン。どの感情が強くなっているかで、ケアを始めていきましょう。心身が不調だらけでこりかたまっていては、気持ちに余裕をもつことも難しくなってしまいます。そして、自分が苦しいだけでなく、周りの人にも優しくできなくなるなど、人間関係にも悪影響を及ぼします。
まとめ
自分はそういう性格だと決めつける前に、体の声を聞いてみましょう。もし体に不調があれば、マッサージでケアを行ってみてください。症状が改善され、体が元気になってくることには、きっと心も元気になっていることでしょう。
春爛漫のこの頃、健やかなる日々をお過ごしください。桜や春風を感じに外へお出かけになるのも良いですよ。