7つの精神的刺激から起こる症状~part2
こんにちは。経絡リンパマッサージ協会の星野です。
今回は、前回に引き続き東洋医学の見方「7つの精神的刺激から起こる症状~part2」をご紹介させて頂きます。
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冬になると外気は寒く、風邪を引く方が増えます。これは体の外側から受ける影響です。
逆に、感情は体の内側にあります。これが過度になることにより、どの内臓を傷つけてしまうのでしょうか?
・「怒り」が過度になると、肝を傷つけます。
・「喜び」が過度になると、心を傷つけます。
・「思い」が過度になると、脾を傷つけます。
・「憂い」(悲しみ)が過度になると、肺を傷つけます。
・「恐れ」(驚き)が過度になると、腎を傷つけます。
最近、日常生活の中で思い当たる感情はありませんか?
当てはまる方は、該当する内臓を傷つけている可能性があります。
東洋医学の重要な古典の中では、七情による気(エネルギー)の状態の変化をこのように説明されています。
「怒れば気は上り、喜べば気は緩み、悲しめば気は消え、恐れれば気は下り、驚けば気は乱れ、思えば気は結す。」(『黄帝内経』より引用)※気とは、生命活動の根源です。
何事においても、過度になりすぎると体をコントロールしにくくなってしまいます。
ある一線を超えてしまうと、自身の力で元の健康状態に復元できなくなることもあります。
毎日の疲れを残さないようにセルフケアをして、疲れをリセットできるように心がけていきましょう。
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いかがだったでしょか?
今後も「役立つ東洋医学」をこれからも沢山お伝えしていきます。
次回は、基本のテクニック「全身マッサージ④」をお伝えします。
それでは、次回をお楽しみに。